第4回フランス伝統料理・継承コンクールを開催

令和7年2月17日(月)、学校法人 大和学園 京都調理師専門学校にて、第4回フランス伝統料理・継承コンクール実技大会を開催しました。このコンクールは、フランス料理の基盤となる古典料理や地方料理の伝統を後世へ継承していくため、若手シェフの調理技術の向上と知識の取得を目的に開催しているものです。まずはフランス調理用語の筆記試験を、その後の実技大会においても、如何に美味しく的確に課題を作成することができるかに焦点をあてた第4回目の大会を実施しました。今回の課題は「リヨン風クネル」。鯛の下処理からオマール海老の頭部を使用したソースの作成を必須とし、100分間の規定時間内に4人前を作成します。どの作業から進めていくか、優先する調理の選択により、仕上がりも大きく異なってきます。ただ調理して仕上げるだけでなく、課題となる古典料理を理解しながら進めていくことが重要なコンクールとなりました。鯛やオマール海老の下処理の丁寧さ、クネルを作成するにあたってのパナードとのバランス、オマール海老の香りを出す為の火力など、様々な技法について多くの気づきがあったコンクールになったと思います。これからも、このようなコンクールを通じて沢山の人材が育ってくれることを願っています。